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【四川省地震】中国、国際支援要請か

【四川省地震】中国、国際支援要請か


自国人民の救済要請まで政治利用?!

この災害により亡くなられた中国人民のご冥福をお祈り致します。
また被災者には一刻も早く適切で温かい救済の手が差し伸べられますよう。

【北京=伊藤正】北京五輪を約3カ月後に控え、中国に激震が走った。
四川省の山岳地帯をM7.8の大地震が発生、広範囲な地域で甚大な被害が出ている。
胡錦濤政権は軍も動員、救命・救援に全力を挙げているが、
今後、国際的支援を要請する可能性も高まっている。
被災規模が大きく、少なくとも数万と推定される負傷者の治療や
百万人規模の被災者の救援に緊急支援を必要としているからだ。
チベット騒乱事件で国際社会との摩擦が続く中、国際的支援を受けることで、
国際関係を修復することも念頭に入れている。


 震源地の●(=さんずいに文)川(ぶんせん)県は
周囲に3000メートル級の山が連なる高地にある。
同県の属するアバ・チベット族、チャン族自治州に通じる道路は
がけ崩れなどで寸断、電気や通信も途絶状態にあり、
救援隊は12日中には震源地帯に到達できなかった。

12日深夜の段階では同自治州周辺の成都など四川省各地や重慶市、
甘粛省などだけで死者は8000人を超え、それに数倍する負傷者が確認されており、
震源地近くでは被害は極めて深刻とみられている。

 中国は胡錦濤国家主席が救助活動に全力を挙げるよう指示、
温家宝首相が成都経由で震源から100キロの都江堰市入りしたものの、道路が破壊されているため成都軍区の支援部隊ともども足止め状態にある。

 震源地周辺地帯でも多数の学校や工場、住宅が倒壊し、
犠牲者多数のうえ、生き埋めになっている人も少なくないが、
救出する機材を欠き、医療機関も収容能力をはるかに超え、
現地からは緊急支援を要請する悲鳴が上がっているという。

 こうした中で、国際支援が急務との声が出始めた。
中国は24万人余が死亡した1976年7月の唐山地震の際は、
外国の援助を一切断ったが、80年代以降は、むしろ積極的に災害救済を要請してきた。

中国自身の国力が強大になった今日、自力で困難を克服できるにしても、
緊急性を要する事態に対応するには国際支援を受け入れる可能性がある。
今春来、チベット問題で欧米との摩擦が生じ、国内で偏狭な民族主義が台頭する中で、
国際社会の人道支援を受け入れることで、国際社会との協調を回復するきっかけにもなり得るからだ。

 特に●(=さんずいに文)川県一帯には、チベット族を含む少数民族が多数居住している。
中国としては、欧米からとかく抑圧的と批判されがちな少数民族への
手厚い保護策を宣伝する機会にもなる。


 中国はミャンマーの軍事政権が国際支援を要請しながら、支援要員の入国を拒否していることを、
主権尊重の立場から理解を示しているが、批判的な意見が少なくない。
中国はむしろ積極的に援助を受け入れ、開かれた国であることをアピールする道を選ぶとみられる。


 既に日本外務省は緊急支援の態勢に入ったが、
その受け入れは、最近の訪日で対日協力関係発展で合意した胡錦濤主席にとっては、
国内の民族主義を抑え、国際協調を強調するためにも意義が大きいといえる。


私達は中国の人権蹂躙行為に憤慨しています。
批判し抗議し、一日も早く共存し和平の道を歩むよう働きかけています。

同様に、中国の被災者に救援の手が差し伸べられることを願っています。
国際社会もまた、純粋な人道的理由から被災者への支援に尽力することでしょう。

ところが当の中国は、自国民の救援までも政治利用しようとしている。

震源地が、チベット人、ウィグル人、漢人の混在地域であることを知り
救援活動が民族に等しく行われるのだろうかと案じておりました。

その心配はなさそうです。

平等に救援活動が行われる。

国際社会にアピールするために、です。

国際社会を前に、少数民族を手厚く遇する。
国際社会の目が届かないところでは、捏造してでも弾圧正当化の理由を作り、
非道な弾圧を加え、これを隠蔽してきた。

国政・外交に様々な思惑が絡む…古今東西 これは変わらない。

けれども、表面のみを取り繕って他を欺くことで、
国の威信と面子を守ろうとする中国独特の狡猾さが
中国を孤立させてきたことを、そろそろ学んではいかがだろうか。


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