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「パンダ貸与」微笑みの来日だが…胡中国主席

「パンダ貸与」微笑みの来日だが…胡中国主席2008.5.6産経ニュース(iza)


中国の胡錦濤(こきんとう)国家主席(65)が6日、羽田空港着の特別機で来日した。2003年の国家主席就任後、初の来日。中国国家元首としては1998年の江沢民主席(81)以来10年ぶり。

 胡主席は6日夜の福田康夫(ふくだやすお)首相(71)との非公式夕食会で、日本に雄と雌のパンダ計2頭を研究目的で貸与する意向を表明した。

 しかし、この日、東京都内であったチベット支援団体のデモや集会では「チベットのパンダを盗んで、日本の子供をだますな」とのプラカードを掲げる人もいた。

 7日には福田首相と会談し、72年の日中共同声明から4度目となる「日中共同文書」と地球温暖化対策に関する共同声明を発表する。会談に先立ち、天皇皇后両陛下とも会見する。

 胡主席は「今回の訪問を通じ、相互信頼関係を促進して協力を深め、戦略的互恵関係を切り開きたい」などとする談話を発表した。

 胡主席は6日夜、中国の「国父」と慕われる孫文(そんぶん)(1866~1925)が通った東京・日比谷公園内のレストラン「松本楼」での首相主催の非公式夕食会に劉永清夫人(68)と出席した。

               ◇

■エリート街道ひた走る

 来日した胡主席は共産党入党以来、エリート街道を走り、国家主席に昇り詰めた。ソフトな人当たりで「中南海のリベラル派」と呼ばれる一方、チベット問題では、一貫して武力鎮圧を進め、1989年の天安門事件でもいち早く武力鎮圧への支持を表明。言動は慎重で本心は推し量りがたく、「したたかな党人」と評されている。
 水力発電の専門家を目指し、北京の名門校・清華大の水利工程学科に16歳で入学し、在学時に入党。82年に最年少の40歳で中央委員候補、85年に中央委員と、スピード出世をとげた。

 88年には独立運動で騒乱が続くチベット自治区に初の文人出身の書記として赴任。89年3月にチベット・ラサに戒厳令を布告し、分離・独立運動を徹底的に武力で鎮圧し、党指導部の高い評価を得た。

 92年には49歳という異例の若さで政治局常務委入り。2002年11月に総書記となり、03年3月には国家主席に選出された。

 夫人の劉氏は清華大の同級生で、1971年に結婚。劉夫人は水力発電やインフラ建設の分野の高級エンジニアとして仕事をしていたが、胡主席が生活環境の厳しい甘粛省へ赴任することが決まると、北京での仕事をなげうって同行したという。胡氏の外遊に同行することも多い。

水力発電の専門家を目指し、北京の名門校・清華大の水利工程学科に16歳で入学し、在学時に入党。82年に最年少の40歳で中央委員候補、85年に中央委員と、スピード出世をとげた。

  92年には49歳という異例の若さで政治局常務委入り。2002年11月に総書記となり、03年3月には国家主席に選出された。
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