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2008/05/19 四川大地震・宣伝工作を重視する共産党
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四川大地震・宣伝工作を重視する共産党

四川大地震・宣伝工作を重視する共産党2008.5.18産経ニュース

中国・四川大地震では、被災状況や救援活動などの情報公開によって内外の同情と支援を集め、国際社会は中国の「変化」として注目している。しかし、胡錦濤(こ・きんとう)国家主席が被災地入りした16日以降、主要メディアの報道は、党と軍を宣伝する「本来の姿」に戻りつつあり、ネット上には批判的書き込みが目立ちだした。(北京 伊藤正)

 党中央が当初から、宣伝工作を重視していたことは、地震発生数時間後の12日夜の政治局常務委員会に続き、宣伝担当の李長春常務委員が震災報道会議を緊急招集したことに表れた。

 会議では、人民日報、新華社、中央テレビ(CCTV)などに現場報道を促す一方、中央、地方の党と政府が救援に全力を挙げていることや、軍、武装警察、公安の身を挺(てい)した被災者救助の感動の場面を宣伝することなどを決定した。

党中央宣伝部は13日午前、主要メディア指導者との全国テレビ会議を開き、震災報道を大きく扱い、社会の世論を正しく導き、大衆を震災救援活動に動員するよう指示。「どこかに困難があれば、八方が支援する」社会主義の協力精神を発揮させよ、と。

 地震当日から始まったCCTVの24時間生放送は、被災の惨状と懸命の救助活動を生々しく伝え、全国に同情の嵐を呼び、空前の支援活動が起こった。それは人命を救えとの自然発生的な行動であり、主義、主張とは無縁だった。

 地震直後、現地に向かった温家宝首相は、絶望的な状況の中で、被災民を見舞ったが、それは1人の人間としての感情を隠さなかったがゆえに、国民の圧倒的共感を呼んだ。CCTVは、温首相の行動を随時伝えたが、重点は現地状況報道だった。

 これが変わるのは、16日に胡錦濤主席が温首相に代わって現地入りしてからだ。CCTVは常に胡主席の動向や演説をトップで扱い、繰り返し報道した。同時に軍などの英雄的な救助活動報道も急増した。主要紙も同様だ。

辛口の書き込みの多いことで知られる人民日報のネット「強国論壇」掲示板では、17日以降、CCTVへの批判が出始めた。「指導者の動静より、被災状況を伝えろ」「おべっかの道具になった」といったものだ

 背景には16日深夜、李長春常務委員が現場報道の中心になったCCTVと新華社を訪問したことがあったという。李氏は両社が中華民族の偉大な精神を鼓舞し、社会主義制度の優越性を発揮する上で、貢献したとしながら、党と人民の負託に応え、政治を重んじ、規律を厳格にし、党、軍の宣伝強化を求めた。

 報道機関は1党独裁の柱は党と軍であることを忘れずに、報道に努めろというわけだ。これが党指導部の総意かどうか分からない。少なくとも胡錦濤、温家宝両氏は、現地視察中、1度も「社会主義」を口にせず、特に胡氏は17日夜、国際的支援への感謝も述べた。

 被災民が求めるのは、一刻も早い救援であり、指導者の慰問や演説ではない。それをテレビ視聴者の多くも感じている。香港紙は、胡氏の視察で救助活動が2時間中断、被災者が怒っているとも報道した。

 大地震は、報道が党と国民のどちらの側にいるか、問うた。CCTVは18日夜、芸能界総出の特別番組を放映し、国民に救援を求めたが、現場の窮状報道を超える効果があるとは思えない。



 朝刊を手に取るたびに、増えていく犠牲者。
毎朝大見出しを見て溜息をつきました。

 この記事にあるように、温主席が果たして「個人的な感情」で
苛立ち憤ったのか…私は懐疑的です。
所詮、温主席の怒声もまた、パフォーマンスであっただろうと考えています。

 そして胡主席が現地入りした直後から、国威発揚、党への求心力を煽る報道で
中国が染め上げられる。

 緊急事態のときにこそ、その国の体制が良く分かる。
中国政府がどのように糊塗しようとも、この政府の人命軽視を
世界と日本が、そして皆さんが、しっかりと見届けましょう。

軍や政府というものは、国民があってこそ。
ところが中国共産党は違います。政府や軍のために人民が存在する国です。

案ぜられるのは、チベット人、少数民族の被災者たちです。

この一連の動きを見て、私は確信しました。

政府は積極的に、彼らを見殺しにしたのだと思います。



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日本の緊急援助隊は煙たい? 住民歓迎も軍は「メンツが…」

日本の緊急援助隊は煙たい? 住民歓迎も軍は「メンツが…」

2008.5.18 20:59 MSN 産経ニュース

 日本の国際緊急援助隊は18日、「いちるの望み」(隊員)をかけ、多くの生徒、児童が下敷きになった学校の倒壊現場での捜索・救助活動を始めた。ただ、同隊への感謝の声が絶えない被災民とは異なり、人民解放軍などの反応は手放しで「歓迎」とはいかないようだ。(綿陽市北川県 野口東秀)

 中国政府が日本の援助隊を真っ先に受け入れたのには、日中関係の重視や国際協調をアピールする狙いがあったが、民政省などは「反日感情」を危惧(きぐ)し受け入れに消極的だったという。

 その懸念は、被災住民に関する限り払拭(ふっしょく)されたといっていい。しかし、捜索・救助活動にあたる軍などの間には複雑な感情がみられる。

 捜索・救助活動を現場で統括するのは基本的に人民解放軍だ。実際、大規模な災害時に救助や物資の輸送などを行えるのは、軍や消防などをおいてほかにない。

 17日、日本の援助隊は青川県の被災現場で活動したが、軍の兵士の1人は「あれは日本隊だろ。早く帰れよっていう感じだ」と口走った。それ以外にも不快感を示した救助関係者もいた。

 ある中国筋は「軍が仕切る現場で日本隊に生存者を発見させると思うか?」と話す。日本の援助隊に中国側が指定した被災現場は、すでに捜索を終えたか、あるいは巨大な土砂崩れで埋まり、中国側も救助などは「無理」だと判断した小学校だった。同筋は「軍などがいったん捜索し救助活動をすでに終えた現場で、もし日本隊が生存者を発見したら、それこそメンツが立たない」ともいう。

 それでも日本の援助隊が生存者を救出すれば、日中関係の改善にはプラスとなる。現場の軍関係者などによる感情の吐露は、日本から援助隊を受け入れる土壌が整っていないことを浮き彫りにしている。


命を助けるのに
誰が助けたか、なんて関係ないじゃないか!

手柄を取られたくない。普段威張りちらいてるのに、日本の自衛隊の方が役に立ったら、これから『役立たずの人民軍』とか言われるのでしょうね。メンツとかに振り回されて生きるから、こうなる。

軍関係者は、命を救う気なんかないんじゃないでしょうか?

記者ブログ】四川大地震16日 福島香織 (1/2ページ)
2008.5.17 01:12 MSN産経ニュース

■死者が5万人にのぼるとみられる空前の大災害となってしまいました。今朝は夕刊処理後、献血しようと(針こわいけれど)、王府井にいったのですが、午前9時半にはすでに、予約受付がおわっていました。朝5時から並んでいた人もいるそうです。通州という郊外から、バスで来た女性もいました。大学を卒業したばかりで仕事がみつからず、無職なのに100元もネット銀行を通じて募金したそうです。福島が上海留学していた98年当時は、やっと売血が禁止になったものの、まだ無償献血なんてとんでもない、という時代だったので、こんなふうに我先にと中国の普通のひとが献血に走る日がくるとは、感慨深いです。しかも、電車の乗り降りすらきちんと並べない人がまだ多いのに、献血ではきれいに並んでいるんですよ。募金熱にしろ、献血熱にしろ、今までの中国人のイメージはやはり変わらざるを得ないという感じです。

■大災害は人々の価値観や人生観を根底から覆すきっかけになります。ひょっとしたら、中国はいま価値観の大転換、大革命を迎えようとしているのかもしれません。

■ さて、日本の救援隊が現地入りしたのに続き、シンガポール救援隊が成都に向かいました。台北の救助隊もきょう、現地に入るときいています。デッドラインはすぎてしまいまいたが、奇跡の生還があるやもしれない、という希望をすてずに国際救援の成り行きを見守りたいと思います。

■青川の現場からの情報によると、日本の救援隊が瓦礫の下の母子3人救出です。しかし夜になって現場に照明がなくなり、作業が停止しています。照明を用意するのは中国側であったという約束であったと、聞いてますが、いずれにしろ、事前の打ち合わせが甘かったもよう。.夜明けまで作業が再開できない、ということはあるのでしょうか。目の前に救える命があるのに、救援隊のもどかしさとあせりが想像されます。すでに作業が停止してから3時間がたっています。

<2008/05/16 13:02> 


照明なんかも、わざと用意しなかったんじゃないの?信用できない。


四川地震 核施設の安全をアピール


四川地震 核施設の安全をアピール (1/4ページ)
2008.5.18 20:17 MSN産経ニュース

中国・四川大地震で、震源地、四川省にある核兵器研究施設など核関連施設への影響を懸念する声が国内外に広がっている。中国国営新華社通信によると、中国政府は18日、各地の核関連施設の被害状況を調査した結果、放射能漏れなどの重大な影響はなく、安全が確認されたことを明らかにした。

 電力消費量が増加の一途をたどっている中国は、原子力発電への依存を年々高めている。世界原子力協会(WNA)によると、中国国内では2008年4月現在、11基の原子炉が稼働しており、建設中もしくは建設が予定されている原子炉は21基にのぼるという。


核兵器?日本の人権団体は、ちゃんと抗議するんでしょうね?
フランスの核実験のときは、ワイン不買運動してましたよね

核に反対なのか、中国に脅威を与えうる核だけ、反対なのか。これからの展開でよくわかることでしょう。


1千万人、厳しい避難生活 四川大地震1週間

1千万人、厳しい避難生活 四川大地震1週間
'08/5/18 中国新聞

 マグニチュード(M)7・8を記録、死者約五万人と推計される中国・四川大地震の発生から十九日で一週間。被災者は一千万人を超え、被災地では支援物資も十分に行き渡らず、住民らは厳しい避難生活を強いられている。相次ぐ試練に胡錦濤こ・きんとう指導部は正念場を迎えているが、未曾有の自然災害でチベット問題は影を潜め、国民の一体感も高まり、北京五輪関係者からは「神の助け」との声も聞こえてくる。日本政府は各国に先駆け国際緊急援助隊を派遣、日中信頼関係確立への期待が高まっている。

 ▽政権強化へ正念場 胡主席、試練相次ぐ

 中国の胡錦濤国家主席は十二日の四川大地震発生後、直ちに温家宝首相を四川省に派遣、十六日からは自ら被災地入りして救援活動の陣頭指揮を執っている。今年三月に二期目の「胡―温体制」が本格的にスタートして以来、チベット暴動に続く厳しい試練で、政権掌握力の強化に向けて正念場となりそうだ。

 「苦しく悲しい思いはみんなと一緒。全力を尽くし救出活動に当たります」。胡主席は被災地入りの直後、地震で特に大きな被害が出た四川省綿陽市北川県を視察、国営の中国中央テレビは住民の手を握り懸命に励ます様子を繰り返し報じた。

 視察途中、道路がふさがれていたため、胡主席は歩いて移動。中国紙は「徒歩で被災状況を視察、住民を見舞う」(人民日報)とアピールした。温首相の視察時と比べ、軍兵士への激励場面が多いのも特徴だ。

 胡主席と温首相の二人が視察先で顔を合わせ打ち合わせするのは異例で、胡指導部が今回の震災対策を極めて重視していることを示している。

 しかし、インターネット上では「胡主席が現場に行くのが遅すぎる」「地震後の反応が鈍い。救助隊の規模も小さい」などと一部に批判もある。北川県では胡主席視察のため救助活動が一時ストップ、住民が不満を言う場面も目撃された。

 一期目の胡―温体制発足後の二〇〇三年、新型肺炎(SARS)が国内で猛威を振るい、国際社会から「情報隠ぺい」と批判を受けた際は、温首相との二人三脚で難局を乗り切り、政権基盤固めにつなげた。

 北京五輪という大イベントを控えた胡主席にとって、震災対策は「党内の求心力を高める上で大きな試金石」(北京の外交筋)となっている。(北京、共同=加藤靖志)

 ▽チベットの影薄まる 「神の助け」と五輪関係者

 中国・四川大地震が発生した十二日夜、北京五輪のリスク評価担当チームの関係者は「言い方は悪いが、これは神の助けかもしれない」とつぶやいた。五輪関係者の間では、大地震がチベット問題の影を薄め、国際社会との溝を埋める役割を果たすとの期待が出ている。

 発生翌日の十三日朝、福建省竜岩で予定通り聖火リレーが実施されると、国内のインターネット上で「われわれ中国人に良心はないのか」といった非難が続出。その後はリレーと並行して募金活動などが行われるようになり、今や聖火リレーは「被災者との連帯」がテーマだ。

 人権やチベット問題への批判から「反中国」の象徴となった聖火リレー。中国では国際社会の非難に対する反発から「団結」の声が強まり、それに比例して排外感情が高まった。しかし、大地震による中国人の「一体感」にはそうした危険要素はない。

 一九九五年一月の阪神大震災では、二カ月後に被災地兵庫県西宮市の甲子園球場で選抜高校野球大会が開かれた。一時は開催すら危ぶまれたが、外野フェンスに「復興・勇気・希望」の文字を書き開会式を行った。

 北京五輪でも「批判集中」から「メッセージ発信」という「攻守交代」が起きるかもしれない。もちろん、チベット問題には依然として国際社会が大きな関心を払い続けている。中国側に政治的意図が見えすぎると、新たな批判につながりかねない。(北京、共同=松村圭)



地震という大災害。大災害に注目させて、チベット問題から目を逸らさせようとする。あまりに姑息。

もう、騙されませんよ。
国民も、国の対応に疑問を持てば、内部から少しずつ変わるかもしれない。天安門のときのように民主化を軍が潰すようなことになるかもしれません。

常任理事国であっても、ジェノサイド条約で処罰されるでしょう。


来月にも正式対話 中国がチベット政府に要請

来月にも正式対話 中国がチベット政府に要請
2008/05/18 17:32 【共同通信】47NEWS
 【ダラムサラ(インド北部)18日共同】インド北部ダラムサラのチベット亡命政府報道官は18日、チベット問題解決のための中国政府との対話について、中国側から「6月にも正式対話を行いたい」との要請を受けたことを明らかにした。亡命政府側は受け入れる方向で検討している。

 チベット人が多数住む四川省を震源とする大地震の発生や、8月の北京五輪を控え、中国政府は早期に正式対話を行い、成果を国際社会に示したい意向とみられる。正式対話が実現すれば7回目となる。

 報道官は、対話の受け入れには条件を付けない考えを示した。

 チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世の特使らは今月4日、中国側と非公式協議を行ったが、対話継続で合意しただけで大きな進展はなかった。

2008/05/18 17:32 【共同通信】



国際社会を地震で受け入れざるおえない。大地震で国民を見殺しにする国、と言われると、オリンピックはより厳しくなりますから。

対話が目的ではない。結果が欲しいだけでしょう。話し合いましたよ、っていうポーズ。前回とそう変わりない。


チベット旗、毛沢東がお墨付き…ダライ・ラマが秘話明かす

チベット旗、毛沢東がお墨付き…ダライ・ラマが秘話明かす
16日、ドイツ・ボーフムで記者会見するダライ・ラマ14世(松本剛撮影)

 【ボーフム(ドイツ西部)=森千春】ドイツ訪問中のチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世は16日、ドイツ西部ボーフムでの記者会見で、チベット亡命政府のシンボルである「チベット旗」に毛沢東がお墨付きを与えていた、との秘話を紹介した。

 この旗について、中国当局が、「チベット独立」を求める証拠として敵視するのに対し、ダライ・ラマは共産中国建国の偉人である毛沢東を引き合いに出して擁護した形だ。

 ダライ・ラマによると、中国軍のチベット進駐後の1954~55年、北京に長期滞在して毛沢東と会談を重ねた際、毛沢東はチベット旗について、「中国国旗に加え、(チベット旗も)使い続ければよい」と助言したという。

 ダライ・ラマは「毛沢東は、私を息子のように扱い、私は彼から多くを学んだ」と振り返り、会談の通訳が今も北京で健在であるとの情報を披露した。

 中国は50年代、ダライ・ラマを共産主義体制に取り込んでチベット支配を確立する政策をとっていた。
(2008年5月17日11時11分 読売新聞)



文化大革命(1960年代から数年間)で悪名高い、毛沢東。1954年ごろ、まだ中国とソ連が対立する前、ですね。毛沢東が神格化してた時代。

天安門(1989年、民主化運動、軍がデモを鎮圧した)のときですら、毛沢東はほとんど批判されなかった。

ダライラマ法王は、チベットの独立ではなく、高度な自治を求めると、中国側に何度もアピールしてきました。
50数年前の、約束。近代中国最大級の指導者との約束は、今は忘れられている。


1989年の、ダライラマ法王のノーベル平和賞受賞のときも、反対した人がいました。中国は、チベット側に権威を与えたくなかった。

胡錦濤は1989年3月にチベット・ラサでの虐殺。天安門での民主化運動を暴力で潰した。ダライラマ法王のノーベル平和賞受賞は中国は大反対。

日本にもいます。中国とチベットの間の平和のために、ダライラマ法王はノーベル平和賞を受賞すべきではない、と言った人。
前提から間違えてます。中国がチベットや民主化運動に対して、してきたことは、なんら平和のための行動になっていません。

1989年、6月天安門、3月ラサ弾圧、10月ダライラマ法王ノーベル平和賞受賞。ベルリンの壁は同年、11月に崩壊。


チベット・ラサで「反分裂」の教育活動が盛んに

チベット・ラサで「反分裂」の教育活動が盛んに
2008/05/16(金) 中国情報局ニュース

  チベット自治区のラサでは3月14日の騒乱後、「分裂反対、安定維持、発展促進」をテーマにした教育活動が盛んに行われている。

  ラサ市の徳慶郷邱桑村では14日、共産党員らが自身の経験に基づく“真実の見分け方”や、“ダライ集団の本質を見極め、社会の秩序を維持することの大切さ”などを語り、「今日の得がたき幸福を大切にしよう」と訴えた。写真はドキュメントフィルム「3・14ラサ事件の真相」を見る村民。(CNSPHOTO)


なんども、あきれるほど、訴えたこと。
それは「ダライラマ法王は独立ではなく、高度な自治」を求めてらっしゃること。

0か100かしか認めない、中国は、自治すら、認めず支配するだけ。
中国の言う、話し合いとは、いつも相手側に従属を求めるものだった。
“対等”に話をする、相手の話を聞く、ということをせず。


中国共産党にとっての事実は、一つ。自由の在り方、意見の在り方は、中国が決める。
大きいものに従わせるのは当たり前、という支配が前提の自由。それが本当に自由なのか?疑問にも思わないでしょう。

幼い頃から、国から与えられた答えに従うことを教えられ、教えられたとおりにやって、共産党員になった人々。今更“国や共産党幹部”以外の人間の言葉など、聞こえない。答えを与えられ、行動する。

いつか、そんな人たちにも、心の安定が与えられますように。


チベットからの支援を強調 中国、民族融和狙う

チベットからの支援を強調 中国、民族融和狙う
2008.5.15 MSN産経ニュース

 中国・四川大地震を受け、チベット自治区やチベット仏教を含む宗教関係者の間で被災者への支援を募る動きが広がっている。中国当局はこうした動きを積極的に宣伝することで「民族や宗教を超えた助け合い」(中国紙記者)をアピール、3月のチベット暴動で亀裂が深まった民族間の融和を図りたい考えだ。

 新華社など中国メディアによると、中国仏教協会は14日、北京で犠牲者追悼と被災地区の早期復旧を祈る集会を開催。200万元(約3000万円)近い募金が集まり、政府公認のチベット仏教指導者パンチェン・ラマ11世も10万元を寄付した。

 チベット自治区ラサでも14日、自治区トップの張慶黎共産党委員会書記やシャンパプンツォク主席らが「苦難を共にし助け合う」(地元紙)として相次ぎ党庁舎内で震災支援金を寄付。自治区当局は震災発生翌日の13日、300万元の支援資金を拠出するとともに、関係者に募金活動を行うよう指示を出している。(共同)



中国仏教協会は、中国政府が取り仕切ってますよね。

政府公認のパンチェンラマ11世‥。
パンチェンラマは、チベット側が選んだ、ゲンドゥン・チューキ・ニマと中国側が選んだギェンツェン・ノルブの二人います。中国政府公認は、中国側が選んだパンチェンラマ11世ですね。

チベット仏教の序列二位、パンチェンラマ。チベット側が選んだゲンドゥン・チューキ・ニマは家族と共に行方不明。中国政府に誘拐されたと言う噂もあります。

この報道での仏教側のアクションは、中国政府の指導の下のもの。白々しい、としかいえません。


【四川省地震】中国、国際支援要請か

【四川省地震】中国、国際支援要請か


自国人民の救済要請まで政治利用?!

この災害により亡くなられた中国人民のご冥福をお祈り致します。
また被災者には一刻も早く適切で温かい救済の手が差し伸べられますよう。

【北京=伊藤正】北京五輪を約3カ月後に控え、中国に激震が走った。
四川省の山岳地帯をM7.8の大地震が発生、広範囲な地域で甚大な被害が出ている。
胡錦濤政権は軍も動員、救命・救援に全力を挙げているが、
今後、国際的支援を要請する可能性も高まっている。
被災規模が大きく、少なくとも数万と推定される負傷者の治療や
百万人規模の被災者の救援に緊急支援を必要としているからだ。
チベット騒乱事件で国際社会との摩擦が続く中、国際的支援を受けることで、
国際関係を修復することも念頭に入れている。


 震源地の●(=さんずいに文)川(ぶんせん)県は
周囲に3000メートル級の山が連なる高地にある。
同県の属するアバ・チベット族、チャン族自治州に通じる道路は
がけ崩れなどで寸断、電気や通信も途絶状態にあり、
救援隊は12日中には震源地帯に到達できなかった。

12日深夜の段階では同自治州周辺の成都など四川省各地や重慶市、
甘粛省などだけで死者は8000人を超え、それに数倍する負傷者が確認されており、
震源地近くでは被害は極めて深刻とみられている。

 中国は胡錦濤国家主席が救助活動に全力を挙げるよう指示、
温家宝首相が成都経由で震源から100キロの都江堰市入りしたものの、道路が破壊されているため成都軍区の支援部隊ともども足止め状態にある。

 震源地周辺地帯でも多数の学校や工場、住宅が倒壊し、
犠牲者多数のうえ、生き埋めになっている人も少なくないが、
救出する機材を欠き、医療機関も収容能力をはるかに超え、
現地からは緊急支援を要請する悲鳴が上がっているという。

 こうした中で、国際支援が急務との声が出始めた。
中国は24万人余が死亡した1976年7月の唐山地震の際は、
外国の援助を一切断ったが、80年代以降は、むしろ積極的に災害救済を要請してきた。

中国自身の国力が強大になった今日、自力で困難を克服できるにしても、
緊急性を要する事態に対応するには国際支援を受け入れる可能性がある。
今春来、チベット問題で欧米との摩擦が生じ、国内で偏狭な民族主義が台頭する中で、
国際社会の人道支援を受け入れることで、国際社会との協調を回復するきっかけにもなり得るからだ。

 特に●(=さんずいに文)川県一帯には、チベット族を含む少数民族が多数居住している。
中国としては、欧米からとかく抑圧的と批判されがちな少数民族への
手厚い保護策を宣伝する機会にもなる。


 中国はミャンマーの軍事政権が国際支援を要請しながら、支援要員の入国を拒否していることを、
主権尊重の立場から理解を示しているが、批判的な意見が少なくない。
中国はむしろ積極的に援助を受け入れ、開かれた国であることをアピールする道を選ぶとみられる。


 既に日本外務省は緊急支援の態勢に入ったが、
その受け入れは、最近の訪日で対日協力関係発展で合意した胡錦濤主席にとっては、
国内の民族主義を抑え、国際協調を強調するためにも意義が大きいといえる。


私達は中国の人権蹂躙行為に憤慨しています。
批判し抗議し、一日も早く共存し和平の道を歩むよう働きかけています。

同様に、中国の被災者に救援の手が差し伸べられることを願っています。
国際社会もまた、純粋な人道的理由から被災者への支援に尽力することでしょう。

ところが当の中国は、自国民の救援までも政治利用しようとしている。

震源地が、チベット人、ウィグル人、漢人の混在地域であることを知り
救援活動が民族に等しく行われるのだろうかと案じておりました。

その心配はなさそうです。

平等に救援活動が行われる。

国際社会にアピールするために、です。

国際社会を前に、少数民族を手厚く遇する。
国際社会の目が届かないところでは、捏造してでも弾圧正当化の理由を作り、
非道な弾圧を加え、これを隠蔽してきた。

国政・外交に様々な思惑が絡む…古今東西 これは変わらない。

けれども、表面のみを取り繕って他を欺くことで、
国の威信と面子を守ろうとする中国独特の狡猾さが
中国を孤立させてきたことを、そろそろ学んではいかがだろうか。



【集う】チベット亡命政府駐日代表が講演

【集う】チベット亡命政府駐日代表が講演(11日、横浜市港北区のスペース・オルタ
2008.5.11 19:39
 MSN産経ニュース

 「法王は今年で73歳。中国は法王が亡くなればチベット問題をうやむやにできると思っている。時間がないんです。どうか日本の皆さんもチベットの真実を語り、伝えてください

 新横浜駅に近いミニシアター。100席ほどの客席を埋めた市民を前に、ダライ・ラマ法王日本代表部のラクパ・ツォコさん(50)は呼びかける。インド・ダラムサラにあるチベット亡命政府の駐日代表だ。チベットとの交流、支援を続けるチベット交流会の講演要請に、ラクパさんはフィリピン出張を延期して駆け付けた。

 冒頭、会を主宰する主婦の西依玉美さん(50)が「中国のチベット弾圧をめぐり、北京五輪聖火リレーへの抗議ばかりが報道されたが、今も続く弾圧の実情は伝わってこない。ぜひ代表にお話しいただきたい」とあいさつ。

 ラクパさんは「1950年の中国侵攻前のチベットは、現在の自治区の2倍余りの250万平方キロに及んだ」「弾圧によるチベット人犠牲者はこれまでに120万人に上る」と説明。ダライ・ラマ14世がインド亡命を余儀なくされた59年3月10日の民族蜂起(チベット動乱)を「忘れられない日として若い世代に伝えている」とし、今回の騒乱も「3月10日に平和的デモを行った僧侶への弾圧がきっかけだった」と振り返る。

 亡命政府のまとめでは、今回の騒乱で中国側に殺されたチベット人は200人を超えた。「中国側は一度に僧侶80人を処刑し、証拠を消すため深夜にトラックで遺体を運んで焼却した」と騒乱後の実情を説明。

 そして「どんな人も輪廻(りんね)転生の中で一度は親子同士になった。たとえ敵でも、かつて親子だったことを思えば憎しみは薄まる」という法王の言葉を引き、「私たちは中国の立場にも配慮して独立回復は求めない。代わりに外交、防衛以外のすべての自治権回復を求めているんです」と強調した。(八並朋昌)


北京オリンピックへのボイコット運動はなんのための運動だったでしょう?
中国の環境問題?それもありましたよね?

最大の問題は、チベットを含む人権問題です。
オリンピック製品を、作る工場では、人民が虐待されながら、労働させられている。その中には、児童も含まれる。

オリンピックにコダワル理由、経済的な意味があります。
 そして、国威発揚として利用するため。

 国の威信、国をまとめるためのオリンピック。一つの中国を強調し、チベット、台湾、ウイグル、内モンゴル、東トルキスタン、満州国、などを侵略することを正当化するために利用する。
 国をまとめるため、平和なんどうでもいい。他国で五輪旗は振らず、中国旗ばかり振る理由。中国の在り方は、かつてヒトラーが、国の威信にオリンピックを利用したことを思い出させる。

 オリンピックは、中国に、経済的効果と、侵略の正当化を与えるでしょう。